朝ドラ『なつぞら第60話』あらすじネタバレと感想！試験結果と天陽が砂良にプロポーズ？

・アニメーター試験の結果は？
・天陽が阿川砂良に告白？
・なつから届いた手紙。天陽の本当の気持ち

果たして、なつは晴れてアニメーターになることができるのか。そして、アニメーターの次に抱く夢、目標は何なのか。第60話のあらすじネタバレを書いていきます！

アニメーター試験終了

「時間で～す、そこまで。みんなご苦労さん。今日はそのまま帰っていいですよ」井戸原が試験会場へと入ってきた。

試験が終わり、他の受験者は部屋から出ていく中、「あなたってすごいのね、こんなに描いて・・・」同じく試験を受けた三村茜が話しかけてきた。

するとなつは「ぜんぜんダメでした・・・」その返事に驚く三村。

東洋動画スタジオ所長室

アニメーター試験を受けた受験者の描いた絵を仲、井戸原、そして脚本家露木重彦、所長山川が採点していた。

「では、次は奥原なつさん」
「描いた枚数はダントツで一番です！15枚どころか30枚も描いてます。しかしラフ画がほとんどでクリンナップしてあるのは15枚ほどです。」
「この曲線をクリンナップと呼ぶんだろうかね」露木が疑問に思いながら、なつが描いた絵を見ていた。
「彼女は、われわれ先輩が描いた絵を独学で練習しているんです」
「ほとんど“感”じゃないか」少し馬鹿にしたように話す露木。しかし、
「そこなんです！露木さん！彼女には備わっているってことですよ」
人を疑うように仲を見つめる露木。

その日の夜

なつは試験を受けたその日の夜にも絵の練習、悔しそうに清書をしていました。

そして翌日、運命の結果が言い渡される。

運命の結果は・・・

なつは、仲と井戸原に呼ばれ部屋へ通されます。

そして、仲の口から「結論から言うと不合格でした」
なつはこの言葉に全くひるむことなく「分かりました。」そのなつの表情に「悔しそうじゃないね」仲が聞く

「・・・悔しいです、とっても。でも、それは自分のせいですから」

正直に答えるなつ。井戸原が「どうして30枚も描いたの？15枚でいいところを」

「描いていたらイメージがわいてきて、どうしても描きたくなったんです。でもダメなんです。自分が描きたいものに自分の手が追いついていかないんです。それがもどかしくて、自分は下手なんだってよく分かりました。それが悔しくて。自分にはまだ美味しい牛乳は搾れないんだって分かりました」
「え？ぎゅ、牛乳？なんだって？」突然牛乳の話が出てきて聞き返す仲と井戸原。

「乳牛を育てることはちょっとは自信があるということで」
「乳牛？」「なんでもないです。」

「動画の勉強は続ける？」「もちろんです！それは、続けさせてください、お願いします。」

「分かった、それならもういっていいよ」「はい」

なつは、仲と井戸原に頭を下げて部屋を後にする。

落ち込んだ様子で、作画課の大沢と三村に目が合い頭を下げる。

北海道の阿川家

天陽が阿川家を訪ねていた。「あ！いらっしゃい。」

阿川家の砂良に招かれる。搾乳して牛乳を届けたようだ。

「天陽！賞取ったんだってな！」早速阿川家にも天陽が賞を取ったことが伝わっていた。

砂良が「なっちゃんも喜んだでしょう、伝えたの？」

天陽は何も言わず「牛乳を持ってきたので飲んでみて」

コンコン！別の訪問者が、「ちょっと待って、はい！」

出てみるとそこには柴田家の従業員戸村親子の息子がいた。

戸村はバターを届けに来た「どうしてバターを？」砂良が不思議そうに聞いてみる

「うちの照男が阿川さんに食べさせたいって！」代わりに持ってきたようだ。

戸村も天陽の姿に気づき「あれ？！天陽くんじゃねえの！なんでおめえがここにいんだ？まさか天陽、砂良さんのことが好きなんじゃねえの？？」

「ちょっと何言ってるの？！」驚く砂良。気まずくなる阿川家。

戸村は照男が最初に砂良のことを好きになったこと、なつがいなくなったら次は砂良を狙う腹黒天陽とは違うことを熱弁する。

するとまた訪問者が現れ、「熊？！」銃を構える阿川。しかし、その姿は照男だった。「すみません！」頭を下げる照男。

そして照男が「砂良ちゃん、好きです！結婚してください！」

つまり、全ては芝居で砂良の気持ちを確かめるために、天陽と戸村が協力した、というわけだ。

「牛飼いの嫁に、酪農家の嫁に来てください。食べることは一生困らせない。美味しい人生を約束します。どうか、俺と一緒に生きてください」頭を下げて求婚する照男。

その姿に阿川父が「どうする？撃つか？」恐ろしいことを砂良に聞く父。すると「撃たなくていい」

「撃つ時は自分で撃つから。嫁入り道具にそれ、ちょうだい」

最後には笑みがこぼれて、ここまで馬鹿だと思わなかった、嬉しそうな表情を浮かべる砂良。照男も笑いがこぼえる。

なつからの手紙

月日は経ちお正月。なつからの手紙。天陽が読んでいた。

「十勝に帰りたい、でも帰れません。私はここで生きていきます」

天陽は、なつ、らしき絵を描いて、じっとその絵を見つめる。

そして、赤い絵の具でその描いた絵を潰していく。天陽の目には涙がたまっていた。

次週へ続く。